東芝REGZAでもハイセンスと同じくらい安価で購入できる製品があるようです。何が違うのか調べてみました。
このブログでは、4KテレビをPCモニターとして利用してみよう!ということで、最適なサイズと思われる43インチを紹介しています。
以前は24インチのPCモニターを利用していましたが、コロナ禍でテレワークが多くなり、デュアルモニターにしようと考えて物色していたところ、格安4KテレビがPCモニターとして利用できることに気が付きました。(ちょうど自分の部屋にテレビも欲しかったので一石二鳥。)
1年半くらい前にハイセンスの4Kチューナー内蔵テレビ「43U7F」を購入。43インチはPCモニターとしてとても使い勝手がよく、これ1台でマルチディスプレイのように使用しています。テレビとしてはたまに見る程度ですが、きれいな映像に満足しています。

価格
私が購入したハイセンス「43U7F」の後継である「43U7FG」が、現在55,000円程度で販売されていますが、東芝の「REGZA 43C350X」も同程度の値段で購入することができるようです。
ハイセンスには、下位モデルとして「43A6H」がありますが、こちはら45,000円程度とさらに安価で購入できます。
以下で、この3モデルを比較していきます。

数が違うもの
チューナー数
一番わかりやすい違いはチューナーの数です。
「REGZA 43C350X」は、「Hisense43U7FG」より下位モデルの「43A6H」と同じチューナー数であることがわかります。
| 種類 | REGZA 43C350X | Hisense 43U7FG | Hisense 43A6H |
|---|---|---|---|
| BS 4K/110度CS 4K | 1 | 1 | 1 |
| 地上デジタルチューナー | 2 | 3 | 2 |
| BS・110度CSデジタルチューナー | 2 | 3 | 2 |
チューナーが2つの場合は、裏番組が1つ録画できます。
チューナ―が3つの場合は、裏番組が2つ同時に録画できます。
REGZAの多くの機種は、BS4K/110度CS4Kのチューナーが2つ、地上デジタル/BSデジタル/110度CSデジタルのチューナーが3つ、という構成となっています。C350Xはチューナー数が少なくなっており、その分価格に影響しているものと思われます。
HDMI端子の数
「Hisense 43U7FG」はHDMI端子が4つありますが、「REGZA 43C350X」と「Hisense 43A6H」は3つとなります。
| REGZA 43C350X | Hisense 43U7FG | Hisense 43A6H | |
| HDMI入力端子 | 3 | 4 | 3 |
いずれも、入力端子1のみARC対応になっています。

映像処理エンジン
ハイセンスは、東芝映像ソリューションとの共同開発による「NEOエンジン」を搭載していることで、人気のあるメーカーとなっています。そういう意味で、レグザエンジンと性能的に近いのかもしれませんが、現物を見比べてみないと差はわかりません。
REGZA 43C350X
「レグザエンジンPower Drive」
高度なダイナミックガンマ制御での高いコントラストと36色軸カラーイメージコントロールで自然な色。そして、高速処理でのクイックレスポンス快適操作を実現。
エントリーモデル用の位置づけです。
Hisense 43U7FG
「NEOエンジン2021」
精細感を引き上げる超解像やSDR映像からHDR映像への変換など従来の処理はそのままに、さらに人肌表現などの質感表現やノイズ処理が進化した新しいNEOエンジン 2021。
ミドルレンジの位置づけです。
Hisense 43A6H
「NEOエンジンLite」
基本的な映像処理に加えて、さまざまなコンテンツやシーンに特化した映像処理を行うことで、クラスを超えた美しい高画質を実現。
グレード的には「NEOエンジン2021」より下になるようです。
画質関係
どれも様々な高画質機能が付いています。
映像エンジンのグレードに沿った機能が付いているようです。
REGZA 43C350X
- ネット動画ビューティLE
- 4KビューティX
- 美肌リアライザー
- 地デジビューティX
- 36色軸カラーイメージコントロール
- おまかせオートピクチャー
- 4Kダイレクトモーション120
- HDRオプティマイザー
- HDR10/HLG HDR
Hisense 43U7FG
- AIネット映像高画質処理
- 4K復元
- 美肌リアリティ
- HDR再現処理
- エリア別高精細復元
- 高精細ノイズ処理
- テクスチャー復元
- クリアモーション
- スムースモーション180
- HDR10/HLG
- HDR再現処理
Hisense 43A6H
- AIネット映像高画質処理
- 4K復元
- HDR再現処理
- エリア別クリア復元
- クリアノイズ処理
- テクスチャー復元
- SMR120
- HDR10/HLG
- HDR再現処理
音質関係
スピーカーは3機種とも同じ構成となっています。
- 音声実用最大出力:14W(7W+7W)
- スピーカー:フルレンジ2個

リモコン

VODダイレクトボタンは6つでどちらも同じ構成です。
「Prime Video」「Netflix」「YouTube™」「ABEMA」「Hulu」「U-NEXT」
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仕様の比較表
| 区分 | M O D E L | Hisense U7FGシリーズ | Hisense A6Hシリーズ | REGZA C350Xシリーズ |
|---|---|---|---|---|
| 高画質 | 画面サイズ | 65V/58V/50V/43V | 75V/65V/55V/50V/43V | 55V/50V/43V |
| 映像エンジン | NEOエンジン2021 | NEOエンジンLite | レグザエンジン Power Drive | |
| 超解像処理 | 4K復元 | 4K復元 | 4K/地デジ精細感復元 | |
| エリア別処理 | エリア別高精細復元 | エリア別クリア復元 | 4K/地デジビューティX | |
| 高精細ノイズ処理 | 高精細ノイズ処理 | クリアノイズ処理 | 4K/地デジノイズクリア | |
| テクスチャー復元 | テクスチャー復元 | テクスチャー復元 | カラーテクスチャー復元 | |
| カラーマネージメント | - | - | - | |
| ネット映像処理 | A I ネット映像高画質処理 | A I ネット映像高画質処理 | ネット動画ビューティLE | |
| 美肌高画質 | 美肌リアリティー | - | 美肌リアライザー | |
| クリアモーション | クリアモーション | - | - | |
| 残像感軽減処理 | スムースモーション180 | スムースモーション120 | 4Kダイレクトモーション120 | |
| 倍速パネル | - | - | - | |
| バックライト | 直下型L E D | 直下型L E D | 直下型L E D | |
| 広色域 | 広色域対応 | - | 36色軸カラーイメージコントロール | |
| H D R 対応 | H D R 1 0 / H L G | H D R 1 0 / H L G | H D R 1 0 / H L G | |
| H D R 再現処理 | H D R 再現処理 | H D R 再現処理 | アドバンスドHDR復元 | |
| 高音質 | 高音質技術 | eilex PRISM Dolby Audio | eilex PRISM Dolby Audio | VIRイコライザー eilex PRISM eilew FOCUS |
| 音声最大出力 | 7W+7W | 7W+7W | 7W+7W | |
| 入出力端子 | HDMI入力端子 | 4 | 3 | 3 |
| HDMI 4K入力対応 | 対応(HDMI2.0b 18Gbps) | 対応(HDMI2.0b 18Gbps) | 対応(HDMI? 18Gbps) | |
| ARC対応 | HDMI入力1のみ | HDMI入力1のみ | HDMI入力1のみ | |
| ビデオ入力端子 | 1 | 1 | 1 | |
| 光デジタル音声出力端子 | 1 | 1 | 1 | |
| ヘッドホン出力端子 | 1 | 1 | 1 | |
| USB端子 | 2 | 2 | 2 | |
| LAN端子 | 1 | 1 | 1 | |
| 便利機能 | プラットフォーム | VIDAA | VIDAA | |
| 動画配信サービス | Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、YouTube™、dTV、ABEMA、Hulu、TSUTAYA TV、DMM.com、U-NEXT、Paravi、スカパー!オンデマンド、Rakuten TV、ひかりTV | Netflix、Amazon Prime Video、Disney+、Youtube、Abema TV、hulu、dTV、U-NEXT、Rakuten TV、Paravi、DMM.com、SPOOX | Netflix、Amazon Prime Video、YouTube™、dTV、ABEMA、Hulu、TSUTAYA TV、DMM.com、U-NEXT、DAZN 、Paravi、スカパー!オンデマンド、Rakuten TV | |
| ゲームモード | 〇 | 〇 | 〇 | |
| 2 画面表示 | 〇 | - | - | |
| スマートスピーカー対応 | Google アシスタント、Amazon Alexa | Google アシスタント、Amazon Alexa | Google アシスタント、Amazon Alexa、LINE Clova | |
| U S B ハードディスク録画 | 〇 | 〇 | 〇 | |
| 同時録画機能 | BS/CS/地デジ(3チューナー)、2番組同時録画 | BS/CS/地デジ(2チューナー)、裏番組同時録画 | BS/CS/地デジ(2チューナー)、裏番組同時録画 | |
| その他 | チューナー数 | BS4Kチューナー× 1 110度CS4Kチューナー×1 地上デジタルチューナー×3 BSデジタルチューナー×3 110度CSデジタルチューナー×3 | BS4Kチューナー× 1 110度CS4Kチューナー×1 地上デジタルチューナー×2 BSデジタルチューナー×2 110度CSデジタルチューナー×2 | BS4Kチューナー× 1 110度CS4Kチューナー×1 地上デジタルチューナー×2 BSデジタルチューナー×2 110度CSデジタルチューナー×2 |
※異なるメーカーの機能を私の予想で並べたものですので、誤りがありましたらご容赦ください。

まとめ
チューナー数から見ると「REGZA C350X」は「Hisense A6H」に近いグレードかなという印象です。
価格的には、「REGZA C350X」は「Hisense U7FG」と同じくらいなので、録画機能をよく使うのであれば2番組同時録画ができる「Hisense U7FG」がよいのではないでしょうか。
PCモニターとしてパソコンでのテレワーク利用がメインであれば、コスパ的には「Hisense A6H」がよいのではないかと思います。
普段はPCモニターとして利用するが、週末にはよりきれいな4K映像でテレビを見たいという方には、映像面でも充実した機能があったほうがよいですよね。そういう意味では、ミドルレンジの映像エンジンを搭載している「Hisense U7FG」が浮上してきます。
あと、Hisenseのテレビは3年保証が付いている点は大きなポイントです。
国産メーカーの安心感を重視すれば「REGZA C350X」かな、というところですが、安価で映像エンジンに東芝の技術が入っているHisenseも捨てがたく、迷うところですね。
<2023年1月追記>
2022年7月に発売開始された「Hisense 43U7H」の価格が65,000円程度まで下がってきました。この製品の映像エンジンは同社のフラッグシップモデルのU9Hと同じ「NEOエンジンPro」が搭載されおり、さらにチューナー数もBS4Kチューナーが1つ多く搭載されていることを考えると、大変コスパ感が高まる状況になってきましたよ!


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「Hisense 43U7FG」の価格比較一覧/Rakuten
「Hisense 43U7H」の価格比較一覧/Rakuten
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