流し台の水栓を交換した話(クリンスイ F402→TOTO TKS05321J)

小物

― 突然の破損から、DIY交換へ ―

ある日、いつものようにキッチンで水を使おうとしたときのことです。

レバーに手をかけた瞬間、違和感を覚えました。
よく見ると、水栓の付け根がぐらついているのです。

確認してみると、そこには はっきりとした“割れ”がありました。

それまで問題なく使えていた
クリンスイ F402。
長年使ってきたとはいえ、まさか突然こうなるとは思っていませんでした。

■ 交換を決意

先端がグラグラしていて、いつ脱落してもおかしくない状況です。
5年以上使用してきたので、汚れや傷もありました。

迷う余地はなく、「交換」一択でした。

■ 水栓選び

せっかく交換するなら、これまでと同じく
浄水機能とシャワーホースを備えたタイプにしたいと考えました。

そこで選んだのが、
TOTO TKS05321J です。

2026年2月に発売されたばかりの最新機種です。

楽天でポイントも換算して20000円程度で購入できました。

これまで使っていた クリンスイ F402 も
同様の機能を備えた水栓でしたが、
新しいモデルは施工性や操作性が大きく改善されている点に魅力を感じました。

■ 旧モデルとの違いも検討

検討の中で気になったのが、旧モデルとの違いです。

TOTO TKS05321J には、
TOTO TKS05308JA という旧モデルがあり、
価格だけを見ると旧モデルの方が安い場合もあります。

実際、浄水機能やシャワーホースといった基本機能はほぼ同じで、
通常の使用で困ることはなさそうです。

そのため、「費用を抑えたい」「旧型カートリッジを持っている」場合は、
旧モデルを選ぶのも合理的だと感じました。

一方で、新モデルはカートリッジ規格が新しくなり、
より新しい基準に対応しているほか、細かな操作性の改善もあります。

長く使うことを考え、今回は新モデルを選ぶことにしました。

■ 最大の難関は取り外しだった

作業自体はシンプルなはずでした。
止水して、配管を外し、本体を取り外すだけです。

しかし、ここからが想像以上に大変でした。

本体がシンクの穴から抜けません。
どう見てもホースの先が穴を通る大きさではありません。
ホースの先に付いているナットが原因でした。
このナットがなかなか外れません。

最終的にはドライバーでこじることになりました。
本来は避けたい方法ですが、他に手がありませんでした。

■ 切れないホース

途中、ホースを切断することも考えました。

しかし、ハサミでもカッターでも歯が立ちません。
内部に補強材が入った多層構造になっており、簡単には切れない仕様でした。

途中であきらめました。

■ 狭い作業スペース

本体はシンクの下から大きなナットで締め付けられています。
これが非常に狭い空間にあります。
しかも、普段は見ないような大きなナットなので、これを緩める道具がありません。


仕方がないので、格安のウォータープライヤーを購入しました。(約600円)
狭い空間で、やっとのことでナットを緩めることができました。

■ 新しい水栓の進化

ようやく取り外しが終わり、取り付けに入ります。

ここで感じたのは、設計の違いでした。

従来のように下からナットで固定するのではなく、
上からアダプターを入れて固定する方式です。

部品も少なく、作業もシンプル。
同じ“水栓”でもここまで違うのかと驚きました。

■ カートリッジの違い

今回の交換で、浄水カートリッジの規格も変わりました。

旧水栓では別系統のカートリッジを使用していましたが、
新しい水栓ではTHZ系カートリッジを使用します。

価格はやや高めですが、3本セットで購入することで
コストを抑えて運用できることが分かりました。

■ カートリッジの種類

TOTOの浄水栓「TKS05321J」で使えるカートリッジには、主に2つのタイプがあります。

  • 標準タイプ:THZ6 / THZ7
  • 高性能タイプ:THZ8 / THZ9

見た目は似ていますが、違いはとてもシンプルです。
除去できる物質の範囲が違います。

■ 除去できる物質(標準タイプ)
標準タイプ(THZ6 / THZ7)は 13+1物質を除去します。
主な対象は以下の通りです。
水道水で気になる基本項目
・カルキ(塩素)
・濁り
・カビ臭(2-MIB・ジェオスミン)
有害物質
・トリハロメタン(クロロホルムなど)
・ベンゼン
・農薬(CAT)
・溶解性鉛
その他
・界面活性剤
・フェノール類
さらに重要なポイント
・PFOS / PFOA(有機フッ素)にも対応
日常の飲用や料理には十分な性能です。

■ 除去できる物質(高性能タイプ)
高性能タイプ(THZ8 / THZ9)は 16+1物質を除去します。
標準タイプの内容に加えて、以下が強化されています。
追加・強化されるポイント
・総トリハロメタン(まとめて除去)
・1,2-ジクロロエタンなど有機化学物質
・微量レベルの化学物質への対応力アップ
一言でいうと「より広く・より細かくカバーする」タイプです。

■ 違いをイメージで
わかりやすく言うと
標準タイプ
 → 必要なものをピンポイントでしっかり除去
高性能タイプ
 → それに加えて「見えにくいリスク」もまとめてカバー

■ カートリッジ交換期間の管理

古い水栓では、ダイヤル式の月数の表示機能がありました。
交換する際に次の交換時期の月数をセットします。
これは、経年により水垢がたまり見えにくくなっていました。

新しい水栓では、水栓に表示されているQRコードにより、
次の交換時期を登録できるようになっています。
その時期が近付くとお知らせが来るようです。
交換時期を過ぎて使用しているケースがよくあったので、
これはありがたい機能です。

■ 作業を終えて

今回の交換で強く感じたのは、
「取り外しが9割、取り付けは1割」ということでした。

取り付けは驚くほどスムーズでしたが、
古い水栓の取り外しには想像以上の労力がかかりました。

そしてもう一つ。
同じ浄水・シャワー付き水栓でも、
使い勝手や施工性は大きく進化しているということです。

■ 使ってみて

使ってみた印象です。

見た感じ:当然ですが新しいのできれいです。少し高級感が増した感じがします。
使った感じ:水栓を回した時のタッチがよい感じです。
シャワーがコンパクトですが使用感はよいです。
古い水栓は先端の切り替えが右から浄水→通常→シャワーでしたが、
新しい水栓は、浄水→シャワー→通常となりました。慣れるのに時間が必要です。
総合的に満足しています。

■ これから交換する方へ

もし同じように水栓交換を検討されているなら、
お伝えしたいことがあります。

古い水栓は、思っている以上に外れません。
そして無理をすると、部品やシンクを傷つける可能性もあります。

焦らず、少しずつ動かすことが大切です。

■ 最後に

突然の破損から始まった今回の交換でしたが、
結果的には良いタイミングだったのかもしれません。

新しい水栓は、日々の使い勝手を確実に良くしてくれています。

何気なく使っている設備にも、確かな進化があることを実感した出来事でした。

TOTO TKS05321J

TOTO TKS05308JA

カートリッジ TH6

 

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